
最近、小耳に挟んだ『美肌菌』
にゃんそれー?🐾
美肌菌(ビハダキン)とは・・・実際にそんなものはおりません✖
お肌には「皮膚常在菌」という菌がおり、その中のお肌に良い効果をもたらす菌のことを「美肌菌」と名付けているようです。えー、毎日顔洗って、パックしてきれいにしているので、私にはいないはず・・・なんて方にも、菌はちゃんとおりますよ。
皮膚常在菌は、なんと驚きの1,000種類相当!これは、腸内に次いで多い数なんです。(因みに、菌は空気中には何万種類もいます)
皮膚は体重の約16%を占めている人体で最大の臓器です。皮膚は、外部環境に直に接しているので、外部からの刺激や感染から私たちの体を守ってくれています。
つまり、産まれる前、母のお腹にいた時には、菌はゼロですが、オギャーとこの世に産まれたとたんに、皮膚の表面に細菌がつきこの体を守ってくれています。
その中でも、美肌菌と呼ばれる菌は、善玉菌・悪玉菌・日和見菌の3種のようです。
では、どのような効果があるのでしょう?
善玉菌
なんだか、良さげな名前ですが、「表皮ブドウ球菌」や「真菌/マラセチア菌」が善玉菌の一種です。お肌の状態を酸性に保ち、潤い成分を作り出します。悪玉菌の繁殖を抑え、肌のバリア機能も保護してくれます。お肌には良い働きばかりですので、なくてはならない存在!ですので、洗顔のしすぎには注意しないと洗い流されていきます💦
悪玉菌
その名の通り、悪者です。「黄色ブドウ球菌」が悪玉菌の一種です。
悪者ですが、増えすぎなければ悪さはしません。通常は、お肌のバリア機能を保ち、お肌を刺激から守ってくれます。逆に、増えすぎると、肌荒れ、アトピー性皮膚炎を引き起こすことも。洗顔しすぎて善玉菌が減ると、この悪玉菌が活発になってしまうので注意!
日和見菌
こちらは、良きも悪きも半々といったところでしょうか。「アクネ菌」が日和見菌の一種です。お肌の状態に左右されるので、善玉菌が絶好調ならそっちに、悪玉菌が増えつつあればそっちに働いていきます。
お肌のうるおいをキープする役目をしていますが、お肌の状態が悪いとアクネ菌が増殖してニキビの原因になります。
結果、善玉菌をキープすることが、お肌の健康をキープする秘訣になりますね。
この美肌菌のバランスが取れている肌は、赤みが出にくく、十分に潤いがあり、バリア機能が高いそうです。
では、その美肌菌、増やせるものなら増やしたい!
美肌菌を増やすということは、善玉菌を増やすことが一番。
善玉菌の一種、表皮ブドウ球菌は乾燥にとても弱いので、十分に保湿が必要です。
ということは、乾燥しがちな場面では、乾燥対策を心掛けましょう。
紫外線予防、肌を擦らない、睡眠をしっかり取ってエアコンの当たりすぎにも気をつけましょう。善玉菌は、バランスのとれた食事や正しい生活習慣を続けることで増やせますよ。
健康なお肌のためにも、日々の生活を見直し、潤いのある、ツルツルなお肌になりたいにゃ🐾